ひとふしの使い方:弾いたメロディを管楽器用の楽譜にするまで
ひとふしは、ギターの単音弾きや鼻歌の録音から五線譜を作るツールです。楽譜を書くのが得意でなくても、作ったメロディをバンドの管楽器メンバーに正確に渡せるように作りました。
この記事では、録音してから楽譜を書き出すまでの流れを順番に説明します。
1. 音を用意する
最初に「音の種類」を選びます。
| 音の種類 | 向いている音 |
|---|---|
| ギター・ピアノ(弾くと小さくなる音) | ギター、ピアノ、ウクレレなど、弾いたあと小さくなっていく音 |
| 歌・鼻歌・管楽器 | 歌、鼻歌、サックスやトランペットなど、伸ばせる音 |
| 口笛・リコーダーなど高い音 | 口笛、リコーダー、ピッコロなど、高い音 |
楽器に合わせて選ぶと、音の伸びやオクターブを正しく判定しやすくなります。録ったあとで切り替えても、その場で判定し直します。ピアノで弾くときも、和音にせず、メロディを1音ずつ弾いてください。
ベースの低い音域は、今のところ正しく拾えません。ベースで作ったメロディは、1オクターブ上で弾くか歌って録音し、手順4の「オクターブ」で下げてください。
音を用意する方法は2つあります。
その場で録音する(おすすめ)
- テンポと拍子を決めます。弾きたいテンポがはっきりしなければ、ゆっくりめにしておくと弾きやすくなります。
- イヤホンかヘッドホンをつけて「録音開始」を押します。
- カウント(クリック)が1小節分鳴ったら、次の小節の頭から弾き始めます。
- 弾き終わったら同じボタンで止めます。すぐに楽譜になります。
クリックに合わせて弾くと、小節の位置とテンポが最初から決まります。そのため、リズムの正確さが大きく上がります。
最初にマイクの使用を許可するかどうか聞かれるので、「許可」を選んでください。録音した音は端末の中だけで処理され、どこにも送信されません。
パソコンの内蔵マイクで、声は録れるのに楽器の伸びる音が消えてしまう場合は、「内蔵マイクで楽器がうまく録れないときの設定」を見てください。
ファイルから読み込む
スマホのボイスメモや、DAW から書き出した WAV・MP3 などをドロップします。テンポは自動で推定しますが、外れることもあるので、次の手順で確認してください。
2. テンポと拍子を合わせる
ファイルを読み込んだときは、ここが大事です。
- テンポが分かっていれば、数字を直接入力します。
- 分からなければ「タップで測る」を押し、曲に合わせて4回以上タップします。
- 倍や半分のテンポになっていたら「×2」「÷2」で直します。
画面下の再生バーで「重ねる」を選び、「クリック」をオンにして再生してください。録音とクリックが合っていれば大丈夫です。
最初の音が1拍目より前から始まる曲(弱起)は、「1小節目の前に出る音」で長さを選びます。
3. 音を手直しする
検出した音符は、オレンジ色の四角で表示されます。後ろに見える細かい点は、実際に鳴っていた音の高さです。
- 四角と点がずれている:音を選んで「▲ 半音上」「▼ 半音下」で直します。
- 1オクターブずれている:倍音の多い楽器では起こることがあります。「▲ 1オクターブ上」「▼ 1オクターブ下」で直します。
- 余計な音がある:選んで「削除」します。
- 音が足りない:空いている場所をダブルクリックすると追加できます。
- 長さが違う:四角の右端をドラッグするか、「短く」「長く」を押します。
「重ねる」で再生すると、元の録音と譜面の音を同時に聞き比べられます。楽譜が読めなくても、耳で確かめながら直せます。
4. 楽譜にして書き出す
渡す相手の楽器を選ぶと、その楽器用の楽譜に書き換えます。サックスやトランペットは、楽譜に書く音と実際に鳴る音が違う「移調楽器」です。詳しくは「移調楽器とは?」で説明しています。
その楽器で出せない音があると赤く表示され、オクターブを移す提案が出ます。
書き出しは3種類です。
| 形式 | 向いている使い方 |
|---|---|
| 印刷して配る、メールで送る | |
| 画像 PNG | LINE などのチャットに貼る |
| ZIP(MusicXML と MIDI) | MuseScore などの楽譜ソフトで仕上げる |
複数のパートに印を付けると、まとめて書き出せます。
うまくいかないとき
- 伸ばした音が途切れる、オクターブがずれる:「音の種類」が楽器に合っているか確認してください。
- 音がたくさん細切れになる:「音の拾い方」を「控えめ」にしてみてください。
- 小さい音が拾われない:「敏感」にするか、少し大きめの音で録り直してください。
- リズムが細かくずれる:「いちばん細かい音符」を「8分音符」にすると、すっきりすることがあります。
- 和音が入っている:ひとふしは単音のメロディ専用です。1音ずつ弾いて録り直してください。
弾いたメロディを、そのまま楽譜にしてみませんか。
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