パソコンの内蔵マイクで楽器がうまく録れないときの設定(Windows・Mac・スマホ)
ノートパソコンの内蔵マイクで楽器を録ると、こんなことが起きることがあります。
- 声はちゃんと録れる
- ギターの音が、弾いた瞬間だけ録れて、伸びている音(サステイン)が消える
- 口笛やロングトーンが、ほとんど録れない
マイクが壊れているわけではありません。多くの場合、原因はマイクのノイズ除去機能です。
なぜ楽器の音が消えるのか
ノートパソコンやスマホのマイクには、ビデオ会議などで声を聞き取りやすくするために、ノイズを消す機能が入っています。この機能は「声以外の、ずっと鳴り続けている音」を、エアコンや換気扇の音と同じ雑音とみなして消そうとします。
ギターのサステインや口笛、管楽器のロングトーンは、まさに「ずっと鳴り続けている音」です。そのため、弾いた瞬間の音だけが残り、伸びている部分が消されてしまいます。
まず確かめる方法
ひとふしで録音したあと、画面下の再生バーで「元の録音」を選んで再生してください。
- 録音した音そのもので、伸ばした音が途中で消えている → この記事の設定で直る可能性が高いです
- 録音した音はきれいなのに、楽譜にならない → 「音の拾い方」を「敏感」にしてみてください
Windows 11 の場合
- 「設定」→「システム」→「サウンド」を開く
- 「入力」の中の、使っているマイクをクリック
- 「オーディオの強化」をオフにする
- 同じ画面に「音声の明瞭さ」があれば、それもオフにする
- ブラウザのタブを開き直してから、録音し直す
同じ画面にある「形式」は、初期設定(48000 Hz など)のままで問題ありません。「入力音量」は、まず100にして、ひとふしのレベルメーターが赤くなるようなら70〜80くらいに下げてください。
パソコンによっては、メーカーの音声アプリ(Realtek Audio Console、Dolby、Waves MaxxAudio、各メーカーの「AIノイズキャンセリング」など)にも、マイクのノイズ除去があります。入っている場合は、そちらもオフにしてください。
Mac の場合
macOS には「マイクモード」という設定があります。ブラウザでマイクを使っている間に、画面右上のコントロールセンターを開くと表示されます。
- 「声を分離」になっていると、楽器の音が消えやすくなります
- 「標準」か「ワイドスペクトル」に切り替えてください
スマホの場合
iPhone にも同じ「マイクモード」があります。マイクを使っている間にコントロールセンターを開いて、「標準」か「ワイドスペクトル」を選んでください。
Android は機種によって違います。通話用のノイズ除去が録音にも効いてしまう場合は、ボイスレコーダーアプリで録ってファイルで読み込む方法が確実です。
ひとふし側の設定
録音欄にある「音量を自動で整える」は、内蔵マイクで音が小さすぎるときに使います。
- 内蔵マイクで音が小さい → オン
- オーディオの強化を切って十分な音量が出ている → オフ(音の伸びがより自然に残ります)
- オーディオインターフェースを使う → オフ
録音したあとに表示される「いちばん大きい所で ○○ dB」が −20 dB くらいより大きければ、十分な音量です。−30 dB より小さい場合は、マイクとの距離や入力音量を見直してください。
それでも難しいとき
内蔵マイクは、もともと声を拾うために作られています。どうしても楽器がうまく録れないときは、スマホのボイスレコーダーで録って、ファイルとして読み込む方法がおすすめです。スマホのボイスメモは、楽器の音も素直に録れることが多いです。
弾いたメロディを、そのまま楽譜にしてみませんか。
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